『マイケルジョーダン vs ドミニクウィルキンス』
と聞くと、私らの世代はもちろん、NBA好きには真っ先に、スラムダンクコンテストが思い浮かぶと思います。
両者ともNBAを代表するダンカーでしたし、
実際にスラムダンクコンテストで競い合い、それぞれ2回ずつ優勝しています。
(1985年と1988年の2回ファイナルで優勝争いをしています)
で、今回はそのダンクコンテストではなく、試合です。
この2人が所属するシカゴ・ブルズとアトランタ・ホークスは
同じイースタンカンファレンスに所属しているので、何度も対戦していますが、
その中でも2人がガンガン点を取り合っているいる4試合のダイジェストをご紹介。
1986 | 'Nique 57 Points, MJ 41 Points
まずは、1986年の対戦。
試合結果はドミニク・ウィルキンス率いるアトランタ・ホークスの勝利で終わったのですが、
とにかく内容が凄くて、マイケル41ポイント、ドミニク57ポイントと両者が爆発。
そして、今現在でもスーパープレイ集に残り続けるダンクや
オフェンスシーンがこれでもかとばかりに登場します。
ヒューマンハイライトフィルムと呼ばれていたドミニクがその名の通り派手なダンクを見せつければ、
ダブルクラッチや滞空時間の長いジャンプショット等でマイケルも魅せます。
マイケルの得点力はおなじみですが、ドミニクも1985-6シーズンでは得点王になるだけの得点力があるので、この両者の対決はいつも見応えのあるものでした。
Dominique Wilkins VS Michael Jordan | 'Nique 57 Points, MJ 41 | 12.10.86
たった10分弱のハイライト集にこれだけのスーパープレーがあるので、見応え抜群です。
そして特にこの 7:53~ のマイケルのプレーはあらゆるビデオで登場するものなので、
見たことある方は多いと思います。
ゴール下、空中でディフェンス2人の間をくるんとすり抜けての、
あのリバースレイアップです。
今見ても本当に凄いですね。
実際、ふたりの対決がそのままNBAのスーパープレー集となるほどの
凄いプレーの応酬ばかりです。
1988 | 'Nique 39 Points, MJ 34 Points
続きまして1988年の対戦です。
こちらの動画はNBAの公式チャンネルのものなので、比較的映像も見やすく、
ダイジェストとしてテンポよくまとめられてます。
Michael Jordan VS Dominique Wilkins 11.18.88. Wilkins 39 Points, MJ 34 Points
1992 | 'Nique 33 Points, MJ 35 Points
3本目は遂にチャンピオンとなったジョーダン率いるブルズ対ホークス
1992年レギュラーシーズンの対決。
残り一秒までもつれる大熱戦はドミニク率いるホークスが勝っています。
Michael Jordan vs Dominique Wilkins Highlights Bulls vs Hawks (1992.11.07)-Endless Scoring!
1996 | 'Nique 25 Points, MJ 35 Points
ドミニクがサンアントニオ・スパーズに移籍したシーズンの試合ですが、
実質これが2人のNBAでの最後の対戦となりました。
この試合前まで2人の直接対決の際の得点は共に30ポイント以上という
ハイレベルな得点能力を常に見せていましたが、
この試合でも、マイケルが35ポイント、ドミニクが25ポイントと、
ドミニクにしては若干、控えめな得点ですが、普通の選手なら大活躍と言っていいですし、
動きのキレもジャンプショットの際の打点(跳躍力)の高さも相変わらずでした。
ちなみに、この試合でマイケルは通算25,000ポイントを達成しています。
Michael Jordan vs Dominique Wilkins Highlights Bulls vs Spurs (1996.11.30)-Last Duel!
ドミニクはスピードとキレ。そして力強さ。
マイケルはスピードとキレそして、しなやかさがそれぞれのプレーの特徴でした。
共に高い得点力とエキサイティングなプレーでファンを魅了しましたが、
マイケルは通算6度の優勝。
ドミニクはチャンピオンリングを手にすることなく現役を終えています。
どんな一流の選手でもNBAのチャンピオンになるのは、ほんのひと握りだけなんですねぇ。